Description: Japanese book 日本語小説 2冊セット どちらも文庫本 「おくりびと」百瀬しのぶ チェロ奏者の大悟はオーケストラの解散で失業し、故郷の山形に帰る。そこで見つけたのは「旅のお手伝い」をするという求人広告。面接に訪れてみると、それは「安らかな旅立ちのお手伝い」をするの間違いで、ご遺体を棺に納める納棺師の仕事だった。予想外の厚遇に働くことを決意する大悟だったが、初めて目にするご遺体の前で、最初は戸惑うばかり。新しい仕事のことを詳しく話していなかった妻にも大反対され、彼女は家を出てしまう。新人の納棺師としてさまざまな人びとの別れに立ち会ううちに、自らの生き方にも目覚めていく大悟だったが、やがて彼の身近でも……。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「むかえびと」藤岡陽子 小さく、か弱い命を守るために奔走する助産師〈むかえびと〉たちを描く! 有田美歩はキャリア六年目の助産師。 勤務先のローズ産婦人科病院は、院長自身の医師としての実力や経営方針に やや問題を抱えているが、この仕事に誇りを持つ先輩や同僚、 腕利き医師の存在に支えられ、命に寄り添う仕事に臨んでいる。 飛び込み出産、新生児連れ去り、産婦の緊急搬送…… 一分一秒を争う命の現場で働く「むかえびと」の姿をリアルに描く渾身の医療小説。 (『闇から届く命』改題) 解説の三浦天紗子氏(ライター、ブックカウンセラー)激賞! 本書の大きな魅力は、これまでにも著者自身が作品の中で―― トライアウト(選手としての再チャレンジ)する野球選手の取材を通して シングルマザー記者の転機を描く『トライアウト』、 現代の看護師がタイムスリップして従軍看護婦として活躍する『晴れたらいいね』、 明治時代のメガネメーカー創業者の一代記『おしょりん』など――、 繰り返し書いてきた、ある信念に似た気持ちが全編を貫いているところにある。 本書でも、美歩の先輩助産師・草間道子に、 〈仕事をするって、生きることなのよ。真剣に働くってことは、真剣に生きるってこと〉、 つまり「働くことが生きること」だと言わせているが、それは著者の実感でもあるらしい。 PHP文芸文庫『文蔵』の二〇一四年のインタビューでは、こう答えている。 〈仕事とは、「生きること」だと思うんですね。 何かが揺らいでも仕事をしている限り生きていけると。 つまり働くということは生活のためだけでなく自分のため
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Location: Santa Clara, California
End Time: 2024-11-07T01:13:32.000Z
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Type: Novel
Language: Japanese
Book Title: むかえびと
Author: 藤岡陽子
Topic: Books